マレーシアの断食期間ラマダン!日常生活や仕事への影響について。vol.89

こんにちは!

マレーシアクアラルンプール在住の渡部 葵(わたなべ あおい)です。

日本はそろそろ梅雨の時期が終わった頃でしょうか?大雨で多くの被害があったと、SNSを通じて色々なニュースを拝見しましたが、東日本大震災の被災経験を思い出します。あの時、日常の尊さを痛感したひとりとして、一日も早く皆さんにも日常が戻ってきますよう、マレーシアから祈っています。

さてさて、東南アジア好きな方ならご存知の方も多いでしょうが、マレーシアはイスラーム国家となっていて、多民族とはいえ国民の6割はマレー系、つまりイスラム教徒となります。

アラブ圏の方々がマレーシアに多いのもこれが1つの理由。なんとマレーシアが避暑地としてとても人気なんだそうです。毎日真夏日なのに避暑地になるとは、信じられません!笑

そしてイスラーム教徒にとって年に一度の大イベントが断食「ラマダン」であることも最近ではよく知られるようになったと思います。実はそれがつい先月の出来事で、断食「ラマダン」、そして断食明けを祝うハリラヤが終わりました。

そこで今回は、少し前の話になりますがマレーシアでの断食期間「ラマダン」についてお話してみようと思います。

断食期間「ラマダン」とは?

そもそもラマダンというのは、先にも少しお伝えした通り、断食を意味します。正確には、その時期の月の名称…なんていう節もあるようですが、一般的にはラマダン=断食期間と捉えていただいて大丈夫です。年によって具体的な日にちなどは異なりますが、例年6月〜7月の間にあたります。

約1ヶ月ほど続くラマダンですが、イスラム教徒の人々は日没の間だけ飲み物・お食事をすることが出来ます。少し大げさに言ってしまうと、日中は飲食禁止ともいえます。

無駄なものを排除することで、今ある命や食事などからいただく命のありがたさを改めて認識するということのようですが、この真夏の中水分を取ることも許されないと考えると少しタフに感じてしまいますね。

わたしはマレーシア留学中、一度このラマダンというものにトライしてみました。もちろん水分を1日中取らないというのは出来ないので水分摂取はしっかり取りました。マレー系の友人宅に泊まり、大学に通いながら行いましたが、1週間が限界!

それでも、断食をはじめてから3日ほどで肌の老廃物が出てきて、1週間後くらいにはファンデーションいらずのお肌になったので、結果としては良かったのでは?と思います。プチ断食が今流行っているようですが、無理の無い範囲内でオススメします☆

今思い返すとよくやったなあ…と思いますが、郷に入れば郷に従え、ですね。境地までいかなくとも、どことなくマレー系の方々の考えを体感したように思います。

ラマダン期間限定のナイトマーケット「Pasar Ramadhan」

ラマダンの期間、マレー系の人にとって大切なのが、やはり食事!貴重な食事をいかに楽しむか、普段以上にイベント事が多いようです。

夜7時頃のお祈りが始まると、やっと食事が出来る時間を意味するようです。その時間にはごはんを始められるよう、それまでにみんな屋台で食事を買いに行きます。

そのため、普段は18時あがりの人でも、このラマダンの時期は16時頃には帰宅!なんて強者も。それを表すかのように、普段18時頃から込み始めるオフィス前の道路も、16時から大渋滞です。

ラマダンが始まった週には、クアラルンプールの中心地からほどちかいChow Kit(チョーキット)というエリアで、この`Pasar Ramadhanに行ってきました。普段は夜〜早朝にかけてレストランや健康食品、果物、野菜などがずらっと立ち並んでいる、とってもにぎやかな通りなのですが、この1ヶ月はこのように、夕方の時間帯に屋台が並んでいます。

観光で訪れる際は夜に是非来てみてください☆ドリアンやちょっと変わった果物などが売られているので、現地の方や、マレーシアに住むインドネシア人の生活が見て分かると思います。

わたしはイスラム教徒ではありませんが、こうしてマレー系の文化に触れる機会があると、

「マレーシアに住んでいるんだな〜」と実感します。

ラマダンによって仕事に影響は出るのか?

ズバリ!あります!大違いです!笑

例えば先ほどお伝えしたように、みんなの帰宅時間がだいぶ早まります。そのため勤務時間も短くなり、プロジェクトがなかなか進まない…なんてことはよくあります。日本人にとってはあり得ない!と感じる文化かもしれませんが、良くも悪くもマレーシア人は「受入れる術」、言い換えれば「諦める術」に長けているので、「ラマダンなら仕方ないか」といった調子で仕事が進みます。

その他にも、マレー系の会社に顔を出せば「ハッピーラマダン!」と声をかけられたり、街のデコレーションが少し華やかになったり…分かりやすい例がスターバックスのパッケージです。マレーシアのバティック柄のような、幾何学模様をモチーフにしたデザインに様変わり!

幾何学模様は日本人にも馴染みがあるので、わたしはラマダン中のスタバのパッケージが、とてもお気に入りです。

年中色々な文化を楽しめるのがマレーシア!

ご存知の通り、マレーシアは年中夏なので、日本のように四季なるものがありません。そんななかどうやってみんな季節を感じるかというと、こういった民族ごとのイベント!

マレー系のラマダン・ハリラヤ、中華系のチャイニーズニューイヤー、インド系のタイプーサムなどなど。マレーシアでローカルに交じることで、こうした多文化に身を以て触れる、いや、飛び込むことが出来てしまうのも、マレーシア生活の魅力と言えるでしょう!

ということで、とってもタイムリーなラマダンについてでした☆

 

SEE YOU SOON!

 

 

AOI