インドネシアに来るなら知っておこう!イスラム教国家ならではの食事マナー。vol.175

こんにちは!

海外ライフコーディネーターの渡部 葵(わたなべ あおい)です。

東南アジアの大国家「インドネシア」はマレーシアと同じように「イスラム教国家」となっています。

そのため、インドネシアには宗教に準じた、インドネシアならではの食文化が存在。日本にも日本特有のマナーがありますよね。「食」というのは現地の人といちばん距離を縮めやすいツールでもあるので、海外旅行の際や海外生活を始めるのであればなおのこと、その国の食文化というのは少しでも頭にいれた上で楽しみたいと思います。

そこで今回は、「インドネシアに行くなら知っておいてほしいインドネシアの食事マナー」の基本中の基本をお話してみようと思います。

1)インドネシア料理はハラル食が基本

「ハラル食」というのは「イスラム教の規律のもと、口にすることが許されている食事・食材」のことを意味します。イスラム教において「豚肉」と「お酒」を食すことは禁じられているので、例えばマレーシアやシンガポールの名物料理「バクテー(肉骨茶)」や韓国料理のサムギョプサルなどは豚肉を利用しているので、イスラム教徒の方は食べることが出来ません。

インドネシアには中華系インドネシア人も一定数いるので中華料理のレストランなども多くありますが、イスラム教徒の方は入店すら難しいとされています。

そのため、インドネシアでは「ハラル認証」を得た「ハラル食」がほとんどとなっています。またインド系や仏教徒の中には牛肉を食べない方もいるので、インドネシアではだれもが食べられる美味しいお肉として「鶏肉」が選ばれていることから、鶏肉を使った料理が多くなっています。

日本でもインドネシアやマレーシアからのイスラム教徒のインバウンド需要高に伴い、食品加工会社やレストラン、旅館やホテルなどが一斉にハラル認証を取得しようとしていますよね!日本は「イスラム教」「ハラル」という文化に対し歴史を持たない国なので、イスラム教徒旅行客からすると「何が食べれて何が食べられないのか分からない」という印象を受けるようです。そこで「ハラル認証」を得ていると、ハラル食を好む方に親しまれやすいといえます。

2)インドネシアならではの食べ方を覚えよう!

日本ではお箸、お寿司を食べるときには手をつかいますが、インドネシアでは右手を使って食事をすることがあります。これはイスラム教徒の人の文化です。右手は食事用、左手はお手洗いの際に使用すると決まっているので、必ず右手のみを使って食事をしているようです。

メニューによってはスプーンやフォークを使うのですが、右手にスプーン・左手にフォークを同時に持って、両手使いで食事をします。これも日本との違いですね!両方を使うことでお肉や野菜をうまく切って食べたり、お肉とごはんを混ぜながら食べたりします。

大好きなバンドン料理「ナシ・クニン」を食べに行く時も、わたしはスプーンとフォークの両手使いですが、インドネシア人の友人たちは手を使って食べていました。

3)インドネシアの最大イベント「ラマダン&ハリラヤ」

そしてインドネシアの食事情で忘れてはいけないのが「ラマダン(断食)」と「ハリラヤ(断食明けのお祝い)」です。

インドネシアの全人口のうち9割をムスリムが占めているので、年に一度、約1ヶ月ほどのラマダンの時期があります。これはマレーシアと同じですね!断食では基本的に、日没の時間のみ食事が出来て、それ以外の時間はお水を飲むことも許されていません。

現代では体調不良なども考慮して、一昔前と比べるとラマダンの方法や意義などは個人に委ねる傾向にありますが、イスラム教国家なのでラマダンやハリラヤの祝日などももちろん設けられています。

今年は6月〜7月にかけてラマダンとハリラヤでしたが、この時期はレストランの窓に白い布がかけられています。これは、お店自体は通常営業しているため、断食中のムスリムの人たちの目に入らないよう考慮したものとされていますが、実際にはムスリムの人たちが食事しているところを隠すためとも聞きます。

現地の食文化を理解した上でインドネシアを楽しもう!

断食の期間は普段と異なる街の雰囲気になるので、日本では触れることのない異文化を楽しむことが出来る一方、断食期間はみんな仕事を切り上げるのが早いので仕事が進みにくいという難点も!インドネシアやマレーシアなどイスラム教国家とお仕事をする際は、このラマダンやハリラヤの文化を尊重し理解したうえで、スケジューリングなどうまくやっていく必要があります。

日本に来る外国人に最低限の日本文化への理解を求めるように、私たち日本人も海外へ行く時は現地のマナーを学んだうえで異国文化を楽しみたいですね!

以上、インドネシアに行くなら知っておきたいインドネシアの食事マナーについてでした。

 

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